NTTドコモ特例子会社である、『ドコモ・プラスハーティ』を訪れました。業務運営部 人材担当 の中川裕也さんのご案内とご説明をうけました。中川さんは、臨床心理士であり以前は医療機関にお勤めでした。訪れた池袋センターは2012年10月から業務を開始し、2015年12月に特例子会社となりました。主な業務は、事務室、休憩室等の衛生管理(消毒清掃)の実施です。ジョブコーチが4名、清掃スタッフが18名います。
単なる清掃ではなく、『チャレンジドハウスキーピングシステム』を導入しています。これは、だれが行っても<失敗しない道具と仕様>を使用して、カーペット清掃、手の触れるところを除菌清拭します。特に目についた道具は、「ハンドフレーム」というものです。
未使用と使用したものを分かりやすいように色分けしたプラスティックケースに入れます。
清掃分担エリアも色分けしています。テーブルの脚に色テープを巻き付けています。
清掃事業を<脱3K>とするために次の事をしています。
・使い捨ての手袋で自分の身を守ります
・色鮮やかなカートや制服⇒見た目にも配慮
・冶具的なツールの使用⇒失敗のない作業と能率アップ
・バクテリアと酵素のはたらきでにおわない清掃
★あと、『ドコモ・プラスハーティ』の特色として<学習の実施>があります。
<なぜ学習か>
課題1:老化・退行ヘの効果的な対策
課題2:企業に課せられる従業員の能力開発
課題3:言葉を用いた円滑なコミュニケーション
課題4:指導役の社員が成長するしくみ
ということをクリアするために行っています。
特に、ジョブコーチが従業員をほめる機会が増えて、両者ともに成長できるのではないかと
思います。また、労働だけでなく学習をして達成感が得られれば自己肯定感がまして
労働・生活にも良い影響を与える効果もあります。
是非、ほかの会社でも導入検討に値することだと感じました。